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お母さんと赤ちゃんのケア
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お母さんのケア

産辱

お産の後のお母さんの身体には、いろいろな変化が起こります。ここでは産辱の変化を簡単に説明しますが、詳しいケアについては、主治医にご相談ください。

マタニテイブルー (産後の憂鬱)

お母さんによっては、産後に落ち込んだり、気分が変わりやすくなったりすることがあります。これは、お産の後の急激な心身の変化が原因です。 対応としては:

  • 親しい人に話を聞いてもらう
  • 産後2週間は、家事を手伝ってもらう
  • ふさぎ込みがひどく、自分の世話や育児も手に付かないほどなら、主治医に連絡をとりましょう

排便

お産の後2〜3日中には排便があります。水分摂取を増やし、腸を刺激するような繊維質の食品をとるようにしましょう。排便時のいきみのために、階陰切開の縫合部が裂けるような心配はありません。

乳房の手入れ (人口栄養の場合)

人口栄養を使用するお母さんの場合、乳房の張りが数日は続きますが、乳房を刺激しなければ、3〜4日で母乳の分泌が止まり、乳房の張りも1週間ほどでなくなります。この間、氷パックで冷してブラジャーを常時 (就寝中も) 身につけて、胸を保護しましょう。乳首を刺激したり、母乳を搾ったりすると、母乳の分泌がいつまでも止まりません。

乳房の手入れ (母乳の場合)

乳首をタオルとお湯で軽く洗いましょう。石鹸は乳頭を乾燥させる原因になるので、使用しないでください。また、サポート性のあるブラジャーを着用し、授乳後は10〜15分ほど乳首を空気乾燥させましょう。

最初に分泌される乳汁を初乳といいます。一見普通のお乳のようですが、初乳には新生児に必要な栄養がすべて含まれています。授乳を開始して2〜3日すると、お乳の色と量が変わり、母乳が出初めたと実感できるようになります。また、赤ちゃんが乳首を吸うことが刺激になり、母乳の分泌が増えます。初めは、この「需要と供給」のバランスがとれず、お母さんの身体は、赤ちゃんが飲む以上の母乳を分泌しがちです。このため、乳房が張り不快感があります。 一旦需要と供給のバランスがとれると、母乳の分泌が適量となり赤ちゃんの満足感が増し、お母さんの母乳の不快感もなくなります。

授乳を成功させる秘訣は、授乳時の赤ちゃんの抱き方です。まず、赤ちゃんの身体を、まっすぐお母さんに向き合わせます。赤ちゃんが大きく口を開けたら、あごや鼻のあたりがお母さんの乳首に触れるように、赤ちゃんの身体をしっかり引き寄せ、赤ちゃんの口に乳首と乳輪 (乳頭の周りの色素沈着したところ) を1インチ (約2.5cm) ぐらい含ませます。赤ちゃんが上手に吸っていれば、口びるが外側へくびれて見えます。

授乳中は、身体に力をいれず、楽な姿勢で、赤ちゃんをできるだけ乳房に近づけて抱くようにしましょう。また、授乳中は座っていても、横になっていてもかまいません。まくらや毛布、膝掛けなどを使って、自分にあった、一番楽な姿勢を探してみましょう。

入院中は、看護婦から母乳指導があります。授乳は、一旦うまくいくと、赤ちゃんとお母さんにとって安らかなくつろぎの時間となります。

母乳で育てる場合の栄養

母乳を与えている間は、毎日の食事にも気を使ってください。バランスのとれた食事に心がけ、1回の食事量を少し多めに摂りましょう。母乳のために余分に水分をとる必要はなく、水分を取り過ぎると、母乳を通して赤ちゃんに伝わったり、母乳の分泌に影響を与える可能性があります。赤ちゃんのために、できるだけ制限するよう心がけましょう。

母乳の分泌には、余分なカロリーが必要です。お母さんの身体の脂肪の蓄えからも補われますが、赤ちゃんのために、少し多めに食べるよう努力してください。

「一日の栄養の目安」表に従って、品目を増やし、いろな食品を食べるよう努力してください。例えば、果物や野菜、無精白のパンやシリアル、カルシウムを豊富に含んだ乳製品、蛋白質に富む肉や魚、豆類などを多くとりましょう。

なお、授乳中はダイエットは禁物です。母乳を与えること自体が、妊娠中に増えた体重を減らすことにつながり、食事の量が多少増えても体重増加にはつながりません。

授乳中は妊娠用ビタミン剤の使用を止めるよう、助産婦や医師から指導がありますが、これ以外には、一般に、お母さんと赤ちゃんに異常がなければ、何を食べても構いません。もちろん、お母さんの食生活が豊かになるほど、母乳の味も微妙に変化し、赤ちゃんの食生活にも違った風味が加味されます。

その他

お母さんが飲む薬は、ほとんど母乳を通して赤ちゃんに伝わります。避妊用ピルは母乳の分泌を減らすので、助産婦、医師の指示がない限り服用しないでください。

アルコール (1日に1〜2杯程度) は、適量であれば、お母さんにも赤ちゃんにも害はありませんが、量が過ぎると、母乳を通して確実に赤ちゃんに伝わります。一般に、アルコールを飲むと、赤ちゃんの「機嫌が悪く」なるといわれています。

喫煙は、母乳の分泌を減らします。また、一日に10〜20本吸うと、ニコチンが母乳を通じて赤ちゃんに伝わります。 お母さんだけでなく、赤ちゃんのいるお部屋では、タバコを吸わないよう家族全員 (または来客も) が注意しましょう。

子宮の復古

お産の後は、触診で看護婦が子宮復古の経過を確認してくれます。子宮は固いのが普通で、下腹部のマッサージや授乳が刺激になり、子宮の収縮がはやくなります。マッサージには、仰向けに寝て頭の下に枕を置きます。手と指の腹を使って、おへその周りを下の方向に軽く押しながら、円を描くようにさすります。マッサージで子宮が収縮し、グレープフルーツぐらいの固さになります。マッサージ中は、膣からの出血が少し増えたり、下腹部に生理痛様の痛みを感じることもありますが、これは子宮がもとの大きさにもどろうと収縮しているためで、心配はいるません。 また、トイレはがまんせず、膀胱が常に空の状態にしましょう。膀胱が (尿のため) ふくらんでいると、子宮を圧迫し子宮の収縮を妨げ、出血がひどくなる原因にもなります。

生理痛様の子宮の痛み

お産の後も陣痛は何日か続きます。これは、伸びきった子宮が、妊娠前の多きさに戻ろうと収縮を繰り返すためです。この痛みは、経産婦ほど強く、また、授乳時や、膀胱が尿でいっぱいの時にも強くなります。痛みがあると、出血量もふえますが、心配はいりません。温湿布や湯タンポンを使ったり、うつ伏せに横になると、痛みが和らぎます。痛みがひどいときには、鎮痛剤を飲むのもいいでしょう。

会陰切開または帝王切開の縫合部

会陰切開や帝王切開手術をすると、初めは痛みが強く、多少はれあがったり内出血することもあります。出産後は、毎日鏡を使って縫合部を観察しましょう。傷口の直りが悪いと、次のような症状があります。

  • 赤みがある
  • 熱をもっている
  • 切開部が離開している
  • じくじくしたり、分泌液が出る
  • 悪臭がする
  • 痛みが強くなっていく
  • 発熱がある

縫合部を上の症状から守るため、次の点に注意しましょう:

  • 肌にやさしい石鹸を使い、縫合部を毎日シャワーで洗う。帝王切開後2日以内に退院した場合は、訪問看護婦が (自宅で) 縫合部のステープルを取り除き、傷口のばんそう膏は、5〜7日で自然に剥がれます。7日経っても剥がれてこなければ、自分で剥がしても構いません
  • 縫合部がこすれないよう、ゆるめの服を着用しましょう
  • 縫合部の通気生をよくするため、綿の下着を付けましょう。傷口を乾燥状態に保ちます

日常生活と運動

産後は、気分がよければ、すぐにもとの生活に戻って構いませんが、十分に休養を取るよう心がけてください。特にお産の後2週間は、妊娠、出産から回復するのに十分な休養が必要です。

座るのが苦痛でなければ、車の運転もできます。(但し、痛み止めを服用している場合は、運転は止めましょう。) この時期、重い物を持ち上げたり、身体に負担のかかることはできるだけ避けてください。洗濯物の入った重いかごや買い物袋などは、誰かに手伝ってもらいましょう。

歩行は、軽い運動として最適で、筋肉を鍛える効果もあります。お天気のいい日には、赤ちゃんと一緒に外気浴を楽しんでください。また、妊娠中に覚えたキーゲル体操 (骨盤底の運動) も続けてください。この体操で、出産の時に使った筋肉を鍛えることができます。

帝王切開の後は非常に疲れやすく、身のまわりのことや、家事をしただけでもすぐに疲れてしまいます。ここでは、疲れを防ぐ方法をいくつか紹介してみましょう:

  • 赤ちゃんより重いものは持ちあげない。上の子供が抱っこをせがんだら、抱くかわりに、隣に座らせ抱きしめてあげましょう
  • 働くときには、縫合部に手を当てるか、枕や丸めたタオルを当てて、サポートしながらにします
  • 物を拾うときは、まず膝を曲げてしゃがんだ姿勢からにします
  • ベッドから起き上がる時には、まず横向きになり、腕で身体を支えてからゆっくりと起き上がります。ベッドに入る時にも、横向きの姿勢で入り、徐々に仰向けになります。いきなり仰る向けに寝ると、縫合部を引っ張り傷つけてしまいます
  • 階段の登り降りは構いませんが、むりをせず、できるだけ避けましょう
  • 帝王切開手術の後2〜3週間は、車を運転をしないこと。特に、鎮痛剤を飲んでいる間は運転を避け、休養を充分に取って痛みがなくなるまで待ちましょう

家族計画

出産直後でも排卵の可能性があり、避妊が必要です。詳しくは、主治医に相談しましょう。また、母乳を与えている場合も、それだけでは効果的な避妊方法とはいえません。

水分代謝

お産の後1週間前後は、足がむくんだりはれたりするのが普通です。妊娠中にたまった余分な水分を代謝するには、時間がかかり、どうしても身体の組織に取り込まれてしまうからです。この過剩な水分が夕方頃には、足にむくみとなって現われ、時には朝にもみられます。 足を上げて休むと、むくみが軽減します。 過剩水分は、発汗や排尿として徐々に排出されていきます。

月経

月経は、たいてい6〜8週ぐらいで再開し、母乳の場合は、これより多少遅れがちです。

会陰切開のケア

会陰部の洗浄に必要な用具は、全てお部屋にあり、看護婦が使い方を説明してくれます。

ケア用キットは、生理用ベルト、ナプキン、シッツバス (座浴セット)、プラステイックの洗浄用ボトルです。会陰縫合部の感染を防止して、傷口を早く直すためのキットです。排尿、排便の度に会陰部全体を洗浄します。

  • 洗浄用ボトルにお湯を入れ、膣の周りにかけます
  • トイレットペーパーで拭く時には、こすらず軽くたたくようにして水分をとります。

ナプキンの交換

一日に2回は、石鹸で膣の周辺を洗いましょう。洗浄の時には、必ず前から後ろの方向に洗います。縫合の傷や痔がある場合は、「Witch Hazel Pad」を使うと楽です。タンポンの使用は主治医と相談してください。また、産後の検診が済むまでは、ドューシェなどの膣洗浄は使用しないこと。

性交

産後の性交は、基本的に自分の判断で再開して構いません。膣内の分泌液が減少し、乾燥して不快感を伴うようであれば、水溶性のゼリーを使用する方法もあります。いずれにしても、避妊は大切な課題で、主治医と適当な避妊方法について、事前に相談しておきましょう。

シッツバス

シッツバス (坐浴) は、縫合のあとや痔による不快感を和らげてくれます。シッツバスにお湯を溜めてその中に座るか、シッツバスの説明書にしたがってください。1回20分程度で、1日に3回が目安です。

膣からの分泌物 (悪露)

お産の後、数日で悪露の量が減り、色も薄くなっていきますが、母乳をあげている時や、立ち上がった時などは、多少量が増えることもあります。

悪露は、通常の生理時の出血と同じ臭いがします。ナプキンは病院室に準備してあります。なお、最初の月経が始まるまでは、タンポンの使用は主治医と相談してください。

体重の管理

体重は、お産の直後では10〜20ポンド (4〜8kg) 程度減るのが普通です。運動やバランスのとれた食事をすることで、徐々に減らしていきましょう。お産の後は、ダイエットは避けましょう。妊娠、出産から回復するには、充分な水分と栄養を必要とします。体重管理は、産後の検診で主治医に相談してみましょう。母乳を与えているお母さんの場合、妊娠前よりも一日500カロリー余分な栄養が必要です。このカロリー摂取を実行していれば、母乳分泌に支障なく無理のない体重管理ができます。

赤ちゃんのケア

育児

妊娠中の胎児のケアにひき続き、お産の後も赤ちゃんのケアは主に母親の責任というのが普通です。次に、育児についての典型的な質問をあげてみました。これ以外にも、疑問があれば看護婦や医療スタッフに尋ねてみましょう。

赤ちゃんの入浴のさせ方

赤ちゃんの入浴は、一日おきにしましょう。へその緒が乾いて落ち、あとが完全に直るまでは、入浴はさせず、石鹸水とスポンジで拭いてあげるだけにしてください。なお、赤ちゃんが冷えないよう注意してください。また、ベビーパウダー、ローション、オイルなどの使用は避けてください。ベビーパウダーの吸引や、ローション、オイルの肌への刺激は、赤ちゃんには好もしくありません。入浴のさせ方は、入院中、看護婦がていねいに指導してくれます。

排便と排尿

赤ちゃんは生まれて24時間以内に、排尿、排便するのが普通です。最初の排便は、色が濃く緑/黒色で、粘着性がありますが、数日経つと、緑色から黄色に変ってきます。赤ちゃんの排便は、普通柔らかく、のり状か柔らかいバターのようです。 形がなく、回数も日によって異なります。

陰部のケア

お産の後数日は、赤ちゃんの陰部が少しはれているのが普通です。はれは、3〜4日ぐらいでひてきます。陰部は、おむつを替える度にきれいに拭いてあげましょう。

男の子の場合

割礼手術を受けた男児のケア

男の子の場合、割礼手術のすぐ後は、おむつの代え方に気を使ってあげましょう。まず、ワセリン軟膏を塗付したガーゼを陰部に当て、その上から普通の紙おむつをします。軟膏を塗付したガーゼは、2時間おきに交換します。軟膏は、出血を防ぐほか、排尿時に尿が亀頭にしみるのを防いだり、傷口が乾いておむつにくっついたりするのを防ぎます。

赤ちゃんが排尿しているか、出血はないかなど、担当の看護婦が、頻繁に確認してくれます。布おむつは、手術後最初の2時間だけ使用します。この後、おむつをかえる度に、陰茎が当たる部分にテーブルスプーン1杯分のワセリン軟膏を塗ります。これは、傷口が治ってくるまで続けてください。割礼手術の後、亀頭は真っ赤にはれますが、通常1〜2日ではれがひき、亀頭の周りは黄色いもので覆われます。これは、新しい組織で、3〜4日して亀頭がピンク色なると、完治します。最初の2日間は、なまぬるいお湯をかけて陰茎部分を清潔に保ちます。3日目からは、刺激性の少ない石鹸を使って洗ってあげましょう。

割礼手術をしない場合

刺激性の少ない石鹸で、陰茎を洗ってあげましょう。洗う時に、赤ちゃんの包皮を引っぱったりしてはいけません。手術をしない場合の包皮は、決して無理矢理に引っぱらないこと。包皮と亀頭が、自然にむけてくると (ほとんどの包皮は、5歳までにむけてきます。 )、子どもが自分でできるよう、洗い方を教えてあげてください。

女児のケア

感染症を防ぐため、会陰部は必ず、前から後ろに拭いてください。最初の数日は、膣から少量の粘液や、血液の混じった粘液が見られるの普通です。

衣類

赤ちゃんの服装は、お母さんより一枚多めに着せるのが基本です。お部屋の中では、余分に着せたり、ブランケットをかけたりする必要はありません。寒い日の外出には、余分に着せて、頭は帽子やブランケットで覆ってあげましょう。

赤ちゃんの肌は、大変デリケートで、日焼けしやすいので、夏場は特に直射日光に気をつけましょう。薄手の服や帽子で、赤ちゃんの皮膚を保護してあげ、強い日差しで熱くなりすぎた車内では、肌が直接シートふれないよう、特に注意してください。赤ちゃんの場合、夏の外出時、車のシートで火傷をする事故がよくあります。

おむつかぶれ

おむつかぶれを防ぐ一番良い方法は、お尻を清潔に保ち、乾燥させておくことです。おむつ交換をする度に、湿らせた布でよく拭き、十分に乾燥させます。布おむつでは、洗濯には刺激性の少ない洗剤を使い、すすぎを充分してください。また、乾燥機用の柔軟剤は使用しないでください。

おむつかぶれができたら、おむつを取り、皮膚を空気乾燥させましょう。市販の軟膏も効きますが、生後2週間までにできたおむつかぶれや、しつこい湿疹は、医師に相談しましょう。

授乳

哺乳間隔は、それぞれの赤ちゃんで、次第に決まってきます。目安としては、新生児の場合、母乳で1回の授乳時間5〜20分ぐらい、人工栄養では、一回に1/2オンスから2オンスで、だいたい2〜3時間おきの授乳が普通です。もちろん個人差がありますが、新生児では少なくとも3〜4時間おきの授乳が必要です。

赤ちゃんは、お腹が空くとたいてい泣き初めますが、その他の空腹のサインとしては、唇を動かしたり、手をしゃぶったり、口で乳首を探したりです。看護婦からも授乳のタイミングについての指導がありますが、病院や地域にあるいろいろな参考資料も積極的に活用しましょう。

おしゃぶり

赤ちゃんには、吸う反射作用があります。授乳時に、おっぱいや哺乳瓶の乳首を吸うだけで満足する赤ちゃんもいますが、授乳以外にも何かを吸っていたい赤ちゃんもいます。吸うことは、自己満足のためだけではなく、口の周りの筋肉を鍛える良い運動にもなり、舌、唇、あごの筋肉を使うことで、幼児期のおしゃべりのための練習にもなります。

胎児は、生まれる以前から、子宮内でおしゃぶりを始めます。吸う欲求が強い赤ちゃんには、「おしゃぶり」を与えるのもいいでしょう。但し、母乳の場合、おしゃぶりの使用は、授乳の習慣がきちんと確立してからにしましょう (2週間ぐらい)。吸う欲求は、月齢とともに低下します (通常、4〜6ヵ月)。その後は、自然におしゃぶりを与える頻度を制限していきましょう。

安全なおしゃぶりは、大きく、平らで丸いベースがついでいるもので (少なくとも直径1〜3/4インチ)、簡単に握れて、毒性のない材料でつくられているものです。なお、おしゃぶりを、ひもで赤ちゃんの首からぶらさげるのは危険です。赤ちゃんが膣息する危険があるため、絶対にしないでください。

安全面

赤ちゃんを寝かせる場合、赤ちゃんは自分で動きまわれるということを必ず念頭においてください。手すりや安全ベルトを使用することで、赤ちゃんがテーブルやベッドから転落することを防げます。

授乳後、お乳を吐くのは正常ですが、窒息を防ぐため、授乳後はまるめたブランケットを背中に当て、赤ちゃんを横向きに寝かせてください。

安全のため、ベビーベッドの桟の幅は、2〜3/8インチ (約6cm) 以下、マットレスはきちんとベットの枠に合うものにして下さい。また、マットレスは、硬めの素材のものを選びましょう。ふわふわして、体が沈むような柔らかいものは、窒息の原因になります。ウオーターベッドも避けましょう。 サイドレールやチャイルドプルーフのロックは、安全のためには欠かせません。

窒息死防止のため、赤ちゃんの手の届く範囲に、紐などがぶらさがっていないよう、充分配慮してください。ネックレスや紐付きのおしゃぶり、長いリボンやネクタイなども危険です。

車に乗る場合一番大切なことは、必ず安全性の認可を受けたベビーシートを使用することです。ミシガン州を含むほとんどの州では、4歳以下の子供では、カーシートの使用を義務づけられています。自分の車には、どんなカーシートが適切か事前に確認しておいてください。ドアを閉めると自動的に締まるタイプのシートベルトでは、カーシートは使用できません。肩からかけるシートベルトを固定するには、「ロッキングクリップ」や「セイフテイクリップ」が必要です。ほとんどの車には、クリップが付いていますが、必要なら車の代理店で手に入ります。体重が20ポンド (約10kg) 以下の赤ちゃんでは、カーシートを後向きに設置します。車内で最も安全な場所は、後部座席の中央です。エアーバッグのある座席には、カーシートは絶対に設置しないで下さい。出産後、病院から退院する時には、必ずベビーシートを使用してください。

睡眠

ほとんどの新生児は、1日に20時間前後眠ります。個人差があり、20時間以上寝る赤ちゃんや、それほど寝ない赤ちゃんもいますが、成長するにつれて睡眠時間はじょじょに少なくなっていきます。夕方はできるだけ起しておくと、夜には長く寝てくれるようになります。寝かせ方は、横向き、仰向け、どちらでも構いませんが、うつ伏せに寝かせるのは危険です。

赤ちゃんの体温を測る

機嫌がよく体調がよければ、熱を測る必要はありません。新生児の場合、体温は肛門で測るのが正確です。体温計は、通常の水銀体温計またはデジタル体温計、どちらでもかまいませんが、耳で測る電子体温計は、新生児には適していません。肛門計を使う場合は、体温計がスムーズに挿入できるように、体温計の先にワセリンを塗ってください。

まず、赤ちゃんを仰向けに寝かせますが、おむつを変えるテーブルの上が、お母さんの膝の上がいいでしょう。片手で赤ちゃんの足首を持ち、足が動かないようにします。体温計を肛門に1/4インチ (約5〜6mm) ほどそっと挿入し、そのまま1分間待ちます。肛門から測る場合、新生児の体温は、華氏100.4度 (摂氏38度) 以下が正常範囲です。

へその諸の手入れ

へその諸のプラスチック性クリップは、退院前にはずされます。赤ちゃんによって、へその諸が乾いていない場合は、クリップをつけたまま退院し、最初の検診の時に取りはずします。

へその諸の付け根の部分は、入浴後やおむつをかえる度にきれいにして下さい。これには、へその諸とおへその部分を、アルコールを湿らせた綿棒かコットンで、やさしく拭きます。この時、へその諸に触れてもかまいません。へその諸には神経がなく、赤ちゃんは痛みを感じません。赤ちゃんが泣くとすれば、アルコールが冷たく感じるからで、痛みのせいではありません。はやく乾燥させるには、へその諸が落ちるまで、辺りをおむつや衣類で覆わないことです。へその諸は、7〜10日前後で黒くなり、乾いて落ちます。おへそが完全にきれいになるまで、一日に1〜2度アルコールで洗浄を続けて下さい。


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