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分娩、出産と回復
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入院とケアについて

さて、いよいよ入院、出産です。 待ちわびた母になる日! Women’s Hospital Birth Center (バースセンター) では、皆さんが母になる日のための心の準備ができ、自信を持ってこの日を迎えることができるようお祈りしています! では、入院前の参考資料として、出産前後のバースセンターでの典型的な一日を、一通りご紹介してみましょう。

ご存じの通り、1998年1月より、出産時の入院期間については、保険会社が独断で決めるのではなく、個々の患者の必要に応じて判断されるべし、という法律ができました。バースセンターでは常より、お産のための入院期間は母子の健康状態と、母親に対する教育の必要性に応じて、患者主体に判断されるべきだと考えてきました。出産後の母体の回復、一人一人のお母さんの赤ちゃんへの適応状況を注意深く観察し、母親が十分な知識を得た時点で、無理なく退院できるよう援助したいと願っています。

バースセンターでは、通常退院後2〜3日中に「訪問看護婦」を派遣しており、お母さんと赤ちゃんの元気な姿を確認しています。看護婦は、育児上の問題、不安、その他の気がかりなことに適切なアドバイスをし、よき相談相手として、母親のサポートとなります。「訪問看護婦」へのお問い合わせは、(734) 677-1515番「Huron Valley Visiting Nurses」までご連絡下さい。

統計では、入院期間が短縮されることによるメリットは、まず感染症が減ることにあります。他にも、授乳の世話がはやくできるようになる、母子の結びつきが強化される、といった好ましいデータが出ています。

自然分婉で合併症状がなければ、出産後24時間、帝王切開でも、経過が順調であれば48時間で退院できるのが普通です。いずれにしても、これはあくまで目安であり、退院の時期は、患者本人と主治医、助産婦の同意で決められます。但し、かりに患者の希望があったとしても、医学的にも退院して安全と判断されなければ退院の許可は下りません。

分婉、出産と回復

分婉とは、赤ちゃんを外に押し出すプロセスのことをいいます。英語では「分婉」と「労働」は同一語ですが、それは、分婉がお母さんにとってはまさに「大仕事」の結果が出産であり、「赤ちゃんの誕生」というご家族にとって、最高の喜びにつながるわけです。

お産は個室で

Women’sHospitalバースセンターでは、全米でいち早く、お母さんとご家族が出産の全過程を一部屋で共に過ごせるよう、完全看護の個室を設置しました。個室では、陣痛、出産、産後に至る入院から退院までの全期間を、ご家族が赤ちゃんと共にプライベートで過ごせる仕組みになっています。

室内設計には、ご自宅の居間にいるのと同様の快適さをテーマに、細心の配慮を尽くしました。しかも先端技術の医療設備を駆使して、出産過程でのあらゆるニーズに対応できるよう、安全性の確保にも徹底しています。

室内は、落ち着いた色調で、家具は明るいカシの木を使用しています。また、テレビ、ビデオ、小型冷蔵庫はもちろん、収納スペースにも十分気を使ったルームプランです。使いやすいトイレとシャワー付のバスルームも、各部屋に設置されています。また、「スペースは広めに」の配慮から、ご主人や家族が泊まれる寝椅子も用意しました。大事な赤ちゃんのベビーベッドは、お母さんのすぐ隣に配置しています。

もちろん、お部屋の外では、お母さんや赤ちゃんのケアに当たる医療スタッフが、万全の体制を整えています。最近のデータでは、産後は母子が一緒に過ごすほど、双方ともに回復がはやいということです。それに、同じ部屋で同じ看護婦にケアを受けることができます。いわゆる完全看護ですが、特に赤ちゃんの世話では、家族の参加も歓迎しています。このほか、乳幼児の育児サービスもご利用ください。

陣痛の見分け方

子宮の不規則な収縮は、妊娠中どの時期にもあります。特に、妊娠6ヵ月以降では、プラクストン-ヒックス (Braxton-Hicks) と呼ばれる収縮があり、これは主にお腹の表面のはりや収縮として感じられますが、人によっては全く感じないという人もあります。特徴としては、痛みがなく、収縮も不規則です。たいていは歩いたり、温かいシャワー入浴でさまります。

陣痛が始まった時の子宮の収縮は、ブラクストン-ヒックス収縮とはまったく異なり、腹部は手で触れてわかるほど硬くなります。陣痛であれば、痛みは徐々に強く、規則的になり、また痛みの隔もだんだんと短くなっていきます。根本的な違いは、いったん陣痛が始まると少しでも歩くと痛みはさらに強くなります。

陣痛に伴うその他の症状

  • 腰痛
  • 下痢、インフルエンザに似た症状
  • おしるし。 腟から少量の、出血のまじった粘液質のおりものがある。
  • 破水。 膣から羊水が漏れる、またはどっと出てくる。

陣痛初期は、次の方法でのりきりましょう。

  • 休息をとり体力をたくわえること。 リラックスし、十分な休息が大切。
  • 温かいシャワーを浴びる。 特に腰痛に効果的。
  • 軽く歩いてみることで、陣痛がうまく進むこともある。

お腹が空けば、ジュースやスープで体力を補強します。ただし、シルクや乳製品、固形物は避けましょう。

いつ病院へ行けばいいの?

妊娠中の定期検診の際、陣痛が開始してからどのくらいで病院へ行けばいいのか、主治医とよく話し合っておきましょう。また、「病院へ行った方がいいような気がするが判断が付かない」という場合には、バースセンターまでお問い合わせください。看護婦が親切に応対し、妊娠経過と陣痛の進行ぐあいについて、必要な質問をしてくれます。なお、主治医から特別な指示がない限り、病院へ行くタイミングについての判断は、次のガイドラインに従ってください。

  • 初産であれば、陣痛が4〜5分間隔で (陣痛の始まりから次の陣痛が来るまで)、各陣痛が45〜90秒ぐらい持続する。この状態が一時間ぐらい続くまで、自宅で様子をみてください。

二人目以降のお産の場合、陣痛が5分〜10分間隔になって、少なくとも一時間経過したら、病院へ行きましょう。

なお、陣痛のあるなしにかかわらず、次の症状があれば、主治医またはバースセンター (734) 764-8134番まで連絡して下さい。

  • 羊水の多少に限らず破水した場合
  • 膣から出血がある場合
  • 刺すような鋭い腹痛が2〜3分以上続く場合

日中、夜間を問わず (734) 764-8134番までご連絡下さい。

お産で入院する場合の駐車は?

Maternal Child Health Center に隣接する Taubman Center の駐車場をご利用ください。駐車場には入り口が3ヵ所あります。 3番の入り口 (駐車場の南端) が、Maternal Child Health Center に一番近く、便利です。駐車場のエレベーターで、正面玄関のある2階まで上がります。 駐車場が思うように見つからず、陣痛がどんどん進みだしたら、Maternal Child Health Center 正面玄関前のロータリーに、とりあえず駐車できます。この時、車のダッシュポードに「一時駐車場許可証」を忘れず表示して下さい。この許可証は、ホスピタルツアーに参加するか、Maternal Child Health Center の受付でも取得できます。

入院

まず Maternal Child Health Center のロビー (2階) にある Admissions/Business Office のカウンターで受付をします。ここで病院の診察券 (ブルーカード) を提出すると、Women’s Hospital バースセンターまで自動的に連絡が入ります。(妊娠中の定期検診を受ける課程で、妊婦さんは事前入院手続きが完了しています。 ) 事務員が、Maternal Child Health Center 4階にある Women’s Hospital バースセンター受付に通じるエレベーターまで案内してくれます。必要であれば、4階まで付添いを頼むこともできます。

4階ではバースセンターのスタッフが待機しており、診察室へ案内してくれます。看護婦が陣痛の経過について質問しながら、内診を行います。母体の血圧、体温、脈拍を測定した後、子宮の収縮状態や胎児の心拍数も測定します。

陣痛の進行ぐあいによって、今後の対応処置 (次のいずれか) が判断されます:

  • 入院
  • 1〜2時間歩くように指示され、その後、前述の診察を繰り返し、子宮口が充分広がっているかどうかを確認する
  • 陣痛がもう少し進むまで、自宅にもどって休む

陣痛が開始する前に、入院が必要になる場合:

  • 帝王切開が予定されている場合
  • 陣痛を誘発する必要がある場合
  • 妊娠に伴う問題や危険が予測される場合

入院の時点で担当の看護婦が決り、その後の分婉、出産、赤ちゃんのケアを総合的に担当してくれます。看護婦の案内でお部屋へ入室します。この時点から、家族や付き添いは、入院中ずっとそばにいて構いません。

帝王切開の場合を除いて、通常は退院まで同じ部屋に滞在します。各部屋には、家族が宿泊できるよう寝椅子があり、小型の冷蔵庫にはジュースやスナックが入っています。部屋の温度と照明は、自由に調節してください。

溶室には、壁から取り外しのできるシャワーが付いています。これは、陣痛のとき、シャワーのお湯を直接お腹に当てると、痛みが和らぐという妊娠さんの意見を参考にしたものです。

個室に入ってからは、担当の看護婦と、これからの陣痛や分婉について気掛かりなこと、あるいは希望することをしっかり話し合って下さい。医療関係者は皆、赤ちゃんの誕生までの時間が、母親やご家族にとってできるだけ快い時間となるよう願っています。そのためにも、陣痛、出産が充実した経験となるよう、ご自分とご家族の希望をできるだけ詳しく、主治医や看護婦、その他のスタッフに伝えて下さい。

陣痛

陣痛が進むにつれ、子宮口は次第に薄くなり、約10cm (4インチ) まで広がります。この間、陣痛は次第に強く、長く、頻繁になってきます。 できるだけリラックスし、安静を保ちましょう。身体の向きを頻繁に変えたり、陣痛の最中に何か他のことをして、気をまぎわらすようにするといいでしょう。

出産直前の陣痛の最終段階は極期といわれ、この時、陣痛は最大になり、いきみたくなります。

陣痛には個人差があり、出産までの長さを、事前に予測することはできません。いずれにしても、分婉中は看護婦が母体の血圧や脈拍、胎児の心拍数を何度も測定し、異常のないことをたえず確認しています。時には、医療機具で子宮の収縮状態と胎児の心拍数を、継続的にモニターすることもあります。

陣痛をしのぎやすくする方法

分婉中は、ご主人やご家族など身近な人の支えが一番必要になります。気を許せる人に感情を表現することで、安心してお産に望むことができ、身近な人の助けを借りることで、出産に全力を投入することができます。

お産をできるだけしのぎやすくするには、主治医や家族の協力が欠かせません。陣痛初期は、歩くことで、陣痛が多少楽になる場合もあります。 また、枕を余分に使ったり、背中をマッサージしてもらったり、温かいシャワーを浴びて腰を温めるのもいいでしょう。ロッキングチェアーでリタックスするのも一つの方法です。 歯磨きや洗顔でも、気分をリフレッシュすることができます。

呼吸法をマスターして、陣痛の痛みを乗り切るという方法もあります。また、気分が落ち着くような場所をイメージするのも効果的です。イメージすることで心身ともにリラックスし、子宮口が開き、赤ちゃん外に出やすくなります。好きな場所や好きな人の写真を見て、気をまぎらわせるのも効果的な方法です。

また、カセットプレーヤーを持参し、分婉中に好きな音楽を聞くという方法もあります。心身の緊張をとくには、何といってもいい音楽が最高です。

無痛分婉の種類 (薬の種類)

陣痛の痛みを和らげるために、薬物の使用を希望する場合には、次のようなオプションがあります。

催眠剤

催眠剤は母体をリラックスさせ、陣痛の痛みを和らげるのに使用されます。種類にはいろいろあり、医師によって使用上の好みがあるようですが、薬効はほぼ同じです。陣痛が長時間続いたり、子宮口がなかなか開いてこない時など、催眠剤の使用で、母体を安めることができます。このように、催眠剤には母体をリラックスさせ、陣痛の痛みを弱める効果があります。

催眠剤はまさにその催眠作用 (母子ともに眠くなる) のため、分婉の最終段階では使用されません。催眠剤の投与後2〜3時間以内に出産が起きると、眠けのために赤ちゃんがうまく呼吸できないことがあるからです。

催眠剤は点滴の準備ができた後で開始し、通常、静脈注射か筋肉注射で投与します。静脈注射の場合、2〜3分で効きはじめ、効果は1〜2時間持続します。筋肉注射では、効きだすのに30分ほどかかりますが、薬の効果は3〜4時間持続します。催眠剤は、母親の陣痛の経過と胎児の心拍数をモニターで観察しながら行われます。

硬膜外麻酔 (無痛分婉)

硬膜外麻酔も陣痛を和らげる手段の一つで、「局部」麻酔の一種です。この麻酔では、おへそのあたりから足にかけての感覚が麻痺し、陣痛の痛みがかなり軽減されます。硬膜外への麻酔剤の注入は特別な技術を要し、麻酔専門の医師が担当します。処置前には、麻酔の効果と危険性について、麻酔医から説明があり、患者は同意書に署名します。

硬膜外麻酔は、陣痛が本格的になってから投与します。具体的には、子宮口が4cm以上開き、規則的で強い陣痛がつくまで待ちます。まず点滴を始め、麻酔の投与を開始します。硬膜外麻酔で血圧が下がるのを防ぐため、麻酔の投与中と直後には、頻繁に (5分おき) 血圧を測る必要があります。また、血圧を安定させるため、必要により点滴で水分を余分に補充することもあります。

麻酔中は、胎児の心拍と子宮収縮のぐあいを常時モニターで観察します。モニターを使うことで、胎児の健康状態と母体の陣痛の進みぐあいが正確に把握できます。硬膜外麻酔を受ける時には、ベッドで横向きに寝るか、ベッドの端に座り背中を麻酔医の方へかがめます。麻酔剤を注入する位置は、背骨の下の方です。

硬膜外麻酔は次の手順で投与されます:

  • 腰のあたりを消毒する
  • 硬膜外麻酔用のカテーテルを挿入する部分に、滅菌した布をかける
  • カテーテルを挿入する部分を、局部麻酔で麻痺させる
  • 背中に針を刺す
  • 針からカテーテルを挿入する (カテーテルは、プラスチック製で究めて細く軟らかいチューブ)
  • カテーテルを残し、針を抜く
  • 背中から肩にかけてカテーテルをテープでとめる

この処置には5〜10分かかり、背中を丸めてじょっとしていなければなりません。処置中に陣痛が来れば、処置を中止し呼吸をととのえるまで待ちます。カテーテルの挿入が終わると、位置が正しいかどうかを確認するため、試験的に少量の麻酔剤を注入します。カテーテルはポンプに接続されており、麻酔剤が持続的に注入される仕組になっています。

硬膜外麻酔の注入が開始すると、起き上がることはできません。麻酔は、足の感覚を麻酔させるため、立ちあがることはできませんが、ベッドで寝返りをうつのは大丈夫です。また麻酔中は、トイレへたつことができないので、膀胱にカテーテル (柔らかいゴム性のチューブ) を挿入し、分婉中は、膀胱が常に空の状態にしておきます。こうすることで、膀胱からの圧迫をのぞき、胎児の頭が産道を通過しやすくなります。

硬膜外麻酔により陣痛の痛みを和らげながら、同時に、子宮口が完全に開いた時には、母体が自分の力でいきんで出産を完了できるというのが理想です。時には、陣痛後期に母体がうまくいきめるように、麻酔剤の量を減らすこともあります。出産と同時に、硬膜外麻酔は中止されます。麻酔医が、背中のカテーテルを取り外すと、薬の効果は1〜2時間後に切れてきます。帝王切開になる場合は、硬膜外カテーテルからの麻酔剤をふやし、腹部から足の先までを麻酔させます。このように、帝王切開は母体が目覚めた状態で行われます。手術後の24時間は、カテーテルから継続的に鎮痛剤が投与され、痛みを和らげてくれます。

自然分婉

子宮口が全開し、赤ちゃんが産道を降り始めると、婉出期に入り、自然にいきみたくなってきます。うまくいきめない時には、介添えのスタッフが指導してくれます。この時が、お母さんにとっては一番大変な時期です。赤ちゃんが出やすいように、膣の入り口部分 (会陰) を少し切ることもあります (会陰切開)。会陰切開が必要かどうかは、その時になるまでわかりません。定期検診の時に、主治医と事前に話し合っておくといいでしょう。

赤ちゃんの頭が出てくる瞬間 (発露) は、劇的、感動的なものです。頭が出てくると、医師が赤ちゃんの口や鼻の粘液をやさしくふきとります。身体全体が出終わると、赤ちゃんはお母さんのお腹の上に置かれます。次にへその諸をクリップで止め切断します。

お母さんが、新しい家族の一員である赤ちゃんと対面している間に、医師は胎盤を婉出 (後産) させ、膣内に異常がないか確認します。縫合処置が必要であれば、この時に行います。お産直後の処置は、数分で終わる場合から1時間以上かかる場合もあります。

出生直後の赤ちゃんのケア

出産後は、看護婦が赤ちゃんのケアに当たります。必要または希望に応じ、小児科医が出産に立ち合う場合もあります。通常、赤ちゃんは、お母さんに抱かれている間に必要なケアを受けます。抱いているお母さんの肌の温もりが、赤ちゃんの体温を保持し、またスキンシップが母子の心の安らぎともなります。出生直後の赤ちゃんのケアは次の通りです。

  • 身体を拭いて、体温を保つ
  • アプガースコアをチェックし、赤ちゃんの状態を把握する
  • 体重、体温、脈拍、呼吸を測定する
  • 大きさ、反射をチェックする
  • 生後間もなくの出血を防ぐため、ビタミンKを注射する
  • 出産後1時間以内に、エリスロマイシン軟膏を両眼に塗り感染を防ぐ
  • 赤ちゃんの手首と足首にIDバンドを着ける。同じ ID バンドが、お母さんの手首と付き添い人 (主な面会者) の手首にも着けられます。身分の確認と安全のため、退院まで赤ちゃん、お母さん、付き添い人の ID バンドは絶対はずさないようにしましょう。

赤ちゃんの最初のもく浴は、母子ともに充分睡眠をとった後に行います。もちろん、お母さんや家族が参加して、最初のもく浴をする場合もあります。もく浴の後は、へその緒を乾燥させるための薬を塗ります。

赤ちゃんの健康診断のため、入院時に赤ちゃんの小児科医の名前をお知らせください。バースセンターから出生の旨を連絡し、医師の都合がつけば、来院し入院中に赤ちゃんの診察をしてくれる場合もあります。また、退院後、診療所での検診を指示する医師もいます。この点、出産前に小児科医と相談しておきましょう。

病院滯在中は、バースセンターの医療関係者 (小児科医、家庭医、ナースプラクテイショナーなど) が、赤ちゃんのケアにあたります。

赤ちゃんの外見

赤ちゃんの頭は、身体に比べて非常に大きく見えます。産道を下りてくる時の圧力で、頭の形が一時的に変形していることもあります。これは、応形機能と呼ばれ、まったく正常で、数日中に丸い形に戻ります。また、赤ちゃんの頭頂にダイアモンド型の柔らかい部分がありますが、これは、大泉門と呼ばれ、頭骨がまだくっついていないためです。通常の赤ちゃんのケアをしていて、大泉門を傷つけてしまうような心配はあれません。

赤ちゃんの目の色は、生後6〜12ヵ月になるまでは確定しません。生まれた直後では、目の色は濃い青か茶色です。赤ちゃんは、生まれて間もなくでも、8〜12インチ以内のものは、見ることができます。産後の数日は、室内を少し暗めにしておく方がいいでしょう。

赤ちゃんの鼻やあごに、小さな白いブツブツが見られることがあります。これは、皮脂結節と呼ばれ、2〜3週間で自然になくなり、特別な治療はいりません。

赤ちゃんの皮膚を覆う白いクリーム状のものは、胎脂と呼ばれ、特に皮膚のくびれの部分に見られます。胎脂は、皮膚に吸収されるので、洗い落とす必要はありません。柔らかく、細い毛は生毛と呼ばれ、赤ちゃんの肩や腰に見られますが、数日のうちに抜け落ちます。

爪は、生まれる前から伸び始めます。出生時で爪が長すぎると、顔をひっかいたりすることもありますが、最初の爪は切らないで、自然にはがれるのを待ちます。顔をひっかいたりしないよう、手袋やストッキングを手にかぶせてあげましょう。次に新しく生えてきた爪は、あまり長くならないうちに、切ってあげましょう。

生後2〜3日中は、赤ちゃんの鼻や喉に粘液がたまっていることがあります。赤ちゃんは、鼻からしか息ができないので、粘液がたまると息苦しくなり、くしゃみで (粘液を) 外に出そうとします。看護婦からスポイトの使い方を習い、やさしく粘液を取り除いてあげましょう。

新生児は、筋肉のコントロールができないため、抱いたり、授乳する時には、赤ちゃんの頭と背中をしっかり支えましょう。

帝王切開

ほとんどの妊婦さんは、出産前に両親学級などに参加し、自然分婉の準備をしています。が時には、母子の安全のため、帝王切開を余義なくされる場合もあります。

帝王切開による出産は、「Cesarean Section」とか「C-section」と呼ばれます。帝王切開は、母体の下腹部と子宮を切開することで、胎児を取り出す手術です。帝王切開するが必要かどうかは、妊娠中あるいは分婉中に判断されます。手術の必要があれば、主治医から説明があります。

帝王切開手術を受けることが、事前に決まっている場合のほか、急に帝王切開が必要になった場合にも役立つよう、次に概要を紹介してみました。

帝王切開が必要な場合

前のお産が帝王切開だった場合:
前のお産が帝王切開だった場合でも、その後のお産が必ずしも帝王切開になるというわけではありません。これは、個々の妊娠経過によって判断され、前回は帝王切開でも今回は自然分婉で産むということもできます (VBAC)。一般に、自然分婉にこしたことはないわけですが、主治医とよく相談して判断してください。

児頭骨盤不適合 (CPD) :
胎児の身体では、頭が一番大きく、あまり大きすぎると骨盤を安全に通過することができなくなります。

分婉の遅延:
子宮の収縮があっても、いい陣痛がつかず、お産が思うように進まないというケースがあります。高齢初出産などで子宮口がかたく、開きが悪いため、胎児がうまく降下できない場合などです。

胎児の異常:
胎児に異常がおこり、またはこれ以上陣痛に堪えられないというサインがあったりで、早急に、赤ちゃんを母体の外に出してあげなければならない場合もあります。

骨盤位分婉 (さかご) :
赤ちゃんが、子宮の中で横向きになっていたり、足やお尻が下になっていたりする場合。

前置胎盤:
胎盤が、赤ちゃんの下側にあり、部分的もしくは完全に子宮口を塞いでいることがあります。この場合、産道が塞がれ、赤ちゃんが通過できないことになります。

胎盤早期剥離:
胎盤が、赤ちゃんが産まれるよりも先に、子宮からはがれてしまうことで、この場合、赤ちゃんへの酸素の供給が遮断だれるため、早急に帝王切開が必要になります。

感染症:
感染性の強いものとしては、ヘルペスが上げられます。経膣出産では、赤ちゃんへの感染率が高いため、帝王切開に切り替えます。

その他:
糖尿病、心臓病、Rh不適合、妊娠中毒症などの症状がある場合、母体だけでなく、赤ちゃんの安全のためにも、帝王切開を行います。

手術前の診察

帝王切開が事前に予定されている場合は、予約を取り、手術前の診断を受けます。通常は、手術予定日の前日で、1時間半ほどかかります。当日は何時に、どこで受け付けをするか、また、手術と麻酔についての説明の後、同意書に署名を求められます。

手術の日

当日は、指示された時間に病院へ行きます。病院の診察券 (ブルーカード) を忘れずに持参してください。まず、Maternal and Child Health Center (MCHC) のロビー (2階) にある Admissions/Business Office の受け付けに行きます。そこから、4階にあるバースセンター (Women’s Hospital Birth Center) へ案内してくれます。バースセンターでは、担当者が受け付けで出迎え、分婉室へ案内します。この後、看護婦が、手首に ID バンドを着け、血圧と脈拍を測定し、手術中および手術後に水分や薬を注入できるよう、点滴の準備をします。また、手術前に、カテーテルという柔らかいゴム性のチューブを膀胱に挿入し、手術中は常に膀胱が空の状態にします。次に、お腹の毛を剃られ、麻酔による吐き気を抑えるために、胃酸を中和するお薬を飲みます。最後に、赤ちゃんの心拍を側定し、手術室へ運ばれます。

付き添いの人の準備

付き添いの人が出産に立ち合う予定であれば、指定の衣服 (手術着、頭の覆い、靴カバー、マスク) に着替えます。妊婦さんは、手術前の飲食はできませんが、付き添いの人は、手術室に入る前に、何か食べておくと良いでしょう。

手術室に入ってから

手術室に入ると、手術台に移されます。室内は寒いので温い毛布を掛けてくれます。主治医、看護婦、麻酔専門医、産科医、小児科医などが、手術に立ち合います。麻酔には、全身麻酔と局部麻酔の2種類があれます。全身麻酔では意識がなくなりますが、局部麻酔では、お腹から下の感覚が遮断されるので、痛みは感じませんが意識はあります。

手術台では、小さな枕のようなものを腰の右側に当て、体を左側に傾けます。この体位で、子宮内の胎児に充分な血液を送ることができます。点滴のため腕を固定するので、付き添いの人が妊婦さんの手を握ってあげることができます。太ももの周りには、安全ベルトをしめます。

手術中は、数種類のモニターで、麻酔専門医が常時、母体の血圧、心拍、心音を観察しています。赤ちゃんの心音は、看護婦がモニターします。また、鼻に酸素マスクかチューブが当てられ、呼吸がしやすいようにします。

看護婦がお腹を消毒している間、各スタッフが手術の準備にあたるます。無菌の布がかぶせられ、手術の経過は、母親や介添え人には見えないようになっていますが、赤ちゃんの誕生の瞬間を見たければ、その時、目の前のドレープを下げてもらって、生まれる瞬間を見ることもできます。

赤ちゃんは、手術の開始後5〜15分ぐらいで取り出されます。生まれるとすぐ、保温ベッドで、新生児検査を受けます。この時安全のため、赤ちゃん、お母さん、付き添いの人の手首には、同一のIDバンドが着けられます。体重を測り、温かいブランケットに包まれると、赤ちゃんはお母さんのもとへ連れて来られ、その後、手術室からお部屋に移り、退院の時まで、お母さんと赤ちゃんは、ずっと一緒にいることができます。赤ちゃんの誕生後、手術が終了するまでには約45〜60分です。お腹の切開部分は、ホチキスで縫合され、その後ストレッチャーでお部屋に移されます。

手術の後

手術後1時間は、看護婦が頻繁に点検に来ます。局部麻酔の場合、麻酔が覚めていくにつれ、痛みがあれば鎮痛剤をもらえます。全身麻酔の場合、手術後も数時間は眠った状態で、酸素吸入を受けます。 寒気があれば、温かいブランケットか電気毛布を利用できます。

麻酔からさめると、身体の位置を頻繁に変えたり、咳をしたり、深呼吸をするように指導されます。痛みのため咳をしたり、身体を動かしたるするのが辛い時には、枕やブランケットをおりたたんでお腹に当てると少し楽になります。

手術後12時間たつと、初めて看護婦の助けをかりて、ベッドから起き上がれるようになります。翌日には、助けを借りて、起きあがるのももっと楽にできるようになりますが、休息をとりながら、ゆっくり身体をならしていくことが大切です。気分がよければ、シャワーを浴びることもできます。お腹にガスがたまって、腹痛や生理痛のような痛みがあるかもしれません。少し歩くと、痛みが楽になります。 痛み止めの薬も使用できます。膣からの出血も多少ありますが、これは日に日に少なくなっていきます。手術後2週間までは、生理ナプキンを使用してください。

お腹のガーゼ、排尿のためのカテーテル、点滴は、通常、手術後24時間までに取り外されます。抜糸は、手術後3日目の予定ですが、切開部がきちんと治癒しているかどうかを確認の上、適当な日が選択されます。「Cesarean Section Critical Pathway」と呼ばれる帝王切開手術後の母体の回復経過について、看護婦から詳しい説明があります。これには、痛みのコンントロール、休憩と活動のバランスの取り方、傷口の治り具合の観察の仕方などが含まれています。

帝王切開後の新生児のケアは、自然分婉で生まれた場合と同様で、分婉室から開始します。お母さん、もしくは赤ちゃんが特別な医療ケアを必要とする場合は、部屋の変更があることもあります。

帝王切開について更に詳しく知りたい時には、帝王切開についてのビデオテーブ、またはイラスト入りの本をかりることもできます。プリネータルケア (妊婦検診) の担当者にたずねてみましょう。テープや本は、Tabuman Center (ミシガン大学病院内) の OB/GYN (産婦人科) 外来の隣にある。Women’s Health Resource Center にあります。詳細は、(734) 936-8886まで問い合わせください。

出産後の一日

お母さんと赤ちゃん:

出産 (自然分婉、帝王切開) 直後から1〜2時間、赤ちゃんは元気でよく動きますが、その後は、母子共にぐったり疲れ、充分な休養が必要になります。お母さんのケアは行き届いており、静かに充分な休息がとれるスケジュールになっています。この間、痛みや不快感があれば、痛み止めが使用でき、またアイスパックで、痛みや下会陰の腫れが少し楽になります。

トイレをがまんせず、膀胱は常に空の状態にしましょう。また、トイレまで歩くのが辛いあいだは、遠慮せず、看護婦に手伝ってもらいましょう。シャワーを浴びるのも、気分転換になります。出産後はお腹がすきますから、部屋の冷蔵庫に、スナックやジュースが用意されています。食欲が出れば、充分な栄養補給をしてください。

退院までの時間は休養のため、それから、セルフケアと赤ちゃんのケアを学習する、大切な準備期間です。チェックリストを渡されるので、知りたいと思う項目をチェックしておきましょう。病院のスタッフは、皆さんからの質問を待っています。

同じ看護婦が、総合的にお母さんと赤ちゃんのケアに当たります。母子同室ですが、赤ちゃんのケアがすべて、お母さんに任されているちいうわけではありません。看護婦が、しょっちゅう母子の様子を点検し、助けが必要な場合はベッドの脇のボタンで、いつでも看護婦を呼ぶことができます。研究データでは、同室の方が、母子ともによく眠れるという結果が出ています。ほとんどの赤ちゃんは、退院まで家族と一緒に過ごしますが、母体の回復に合わせ、希望があれば、同病棟の育児室へ預けることもできます。

生まれてから数日は、赤ちゃんはほとんど寝っています。起きている間は、抱いてやさしい声であやしてあげましょう。赤ちゃんの触覚は、早い時期から発達します。抱かれることで、いろいろな音、匂い、動作などを学んでいきます。お母さんが身近かで、赤ちゃんの要求に答えてあげることで、赤ちゃんは、より敏感に自分の周りのことを認知するようになります。

赤ちゃんは、泣くことで自分の欲求を表現します。そばにいると、泣き方の違いがだんだん聞き取れるようになっていきます。例えば、お腹がすいたとき、おむつが濡れているとき、機嫌が悪いとき、抱いて欲しいときなど、それぞれに泣き方が違います。甘やかす必要はありませんが、時にはただ抱き上げて、なだめてあげることも大切です。入院中にいろいろなあやし方を、看護婦から習ってください。

新生児スクリーニングテスト

退院する前に、新生児スクリーニングテストが行われます。これは、州法により義務づけられています。赤ちゃんのかかとから、少量の血液を採取し、州の検査室へ送り、6種類の非常に稀な先天性の障害について検査します。生後24時間以内に検査が行われた場合は、2〜3日後に再検査の必要があります。この場合、血液検査は、赤ちゃんの主治医の診療所で行われます。検査の結果、何らの異常があれば、主治医とお母さんに通知されます。

ホールデン新生児集中治療室 (Holden NICU)

新生児の中には、新しい環境に適応するのに、特別なケアが必要な赤ちゃんもいます。ホールデン新生児集中治療室は、こうした新生児に特別なケアを提供しています。バースセンターの隣にあり、赤ちゃんのケアは全て専門の医師やスタッフが担当しています。それぞれの赤ちゃんについて、特殊なケアが必要な場合には、ホールデンのスタッフから直接こまかい説明があります。なお、集中治療室での赤ちゃんのケアには、なるべく家族も参加するよう指導があります。

退院の準備

退院後の準備は、出産前から少しずつ計画的に整えておくと、不安感が柔らかぐものです。特に、産後2週間は、母性の確立に大切な時期で、事前に手伝ってくれる人を頼んでおくと安心です。この時期、お母さんの仕事は、まず休養をとること、体力を回復すること、そして赤ちゃんをよく知ることの3つです。いざ退院してから、お手伝いを探し回るというのは厄介なので、事前に産婦人科のソーシャルワーカーに予約をとり、情報をもらっておくという手もあります。

前述の通り、出産後の入院期間は、お母さんの身体の回復ぐあいと、育児や自己ケアについての教育の必要性に応じて決められます。このため、お母さんと赤ちゃんの状態が、細かく観察されます。 担当の看護婦は、退院後困らないよう、必要な情報と技術を指導してくれます。(最後に添付の注意事項、スキルチェックリストを参照下さい。 必要な注意事項が書かれています)。

自然分婉で、経過が順調であれば、出産後約24時間で退院できます。入院時間により多少異なりますが、一般に、午後8時以前に出産した場合、その夜と翌日のほんとんどを病院で過ごすことになり、午後8時過ぎに出産した場合では、まる2晩入院しその翌朝の退院になります。

帝王切開で経過が順調な場合、出産後約48時間で退院できます。午後8時以前に出産した場合、2日間入院で、翌日の朝に退院となります。

退院後も (自然分婉で約24時間後、帝王切開で約48時間後)、自宅でのケアとして、訪問看護婦から連絡があります。退院後3日以内に、電話予約により看護婦の訪問があり、母子のその後の経過を確認してくれます。ちなみに、訪問内容は、診察から始まり、自分自身の世話や赤ちゃんの育児に必要な知識と技術の指導、そしてその他もろもろの質問にも親切に答えてくれます。この訪問の後、次に電話でお母さんと赤ちゃんの健康状態を確認してくれます。さらに指導が必要であれば、看護婦までご連絡ください。担当者が必要な手配をしてくれます。

なお、「新米ママと赤ちゃんのためのホームケアプログラム (Home Care Program for New Mothers and Babies) 」についてさらに詳しくは、本章の最後に添付の「ヒューロンバレー訪問看護婦 (Huron Valley Visiting Nurses) 」作成のファクトシートをご参照下さい。

ヒューロンバレー訪問看護 (Huron Valley Visiting Nurses)

新米ママと赤ちゃんのためのホームケアプログラム
(Home Care Program for New Mothers and Babies)

退院後、ほとんどのお母さんは訪問看護婦の家庭訪問を受けます。通常、バースセンターからの退院は、自然分婉で24時間後、帝王切開では48時間後を予定しています。ここでは、訪問看護による、家庭訪問のスケジュールとサービスについて、概要を説明します。また、訪問予定日よりも前に、困ったことが起きた場合に備え、連絡先の電話番号も掲載しています。

スケジュール

まず、看護婦から電話連絡、、、

退院後24時間以内に、看護婦から電話連絡があります。電話での相談に答えた後、家庭訪問の予定をとります。

そして、訪問、、、

  • 自然分婉の場合、出産後3日めに訪問があります
  • 帝王切開の場合、医師の指示により、4〜5日後に訪問があります

サービス

看護婦は:

  • 母子の健康状態をチェック
  • お母さんや家族に、赤ちゃんの育児指導。 (授乳の仕方、寝かせ方、正常な発育状態のめやす、病気の兆候など。 )
  • 母子のケアについての相談、指導
  • いつ、どんな時に医師に連絡するか
  • 帝王切開の場合、切開部の抜糸

訪問予定日の前に、質問や心配事がある場合は、「ヒューロンバレー訪問看護婦」まで、ご連絡下さい。

  • 電話番号: (734) 677-0020
    (800) 880-0020
  • 月曜から金曜、午前8時から午後5時まで家庭訪問をひかえた母子であることを名乗り、看護婦と至急連絡がとりたい旨を伝えて下さい。
  • 時間外や週末の場合: 家庭訪問をひかえた母子であることを名乗り、訪問ケアの当直の看護婦を、ポケットベルで呼び出してもらって下さい。(患者の名前、連絡先を留守番電話に残すと、当直の看護婦から折り返し電話があります。 )

ヒューロンバレー訪問看護婦」は、家庭訪問サービスを通じて、お母さんと赤ちゃんの健康管理に全力を上げています。「訪問看護プログラム」へのお問い合わせは、臨床サービスのディレクター、カレン・ステットソンまでご連絡下さい。電話番号は (734) 677-0020番です。

退院手続き

退院までに、2階の受け付けカウンター (Admissions/Business Office) で係りの者に、赤ちゃんの登録手続きについて確認してください。通常、オフィスの者が病室まで尋ねてくれます。 退院の日には、受け付けカウンターで駐車カードをもらい、病院の玄関ロータリーに30分まで駐車できます。

バースセンターを退院する前に、看護婦は:

  • 赤ちゃんの ID バンドの記入事項を確認し、1つを取り外します
  • 赤ちゃんの養育権を認めた用紙に、署名を求められます
  • 医師の処方箋を渡します
  • 病院の登録カード (ブルーカード) を返します

退院前に、お母さんの主治医と赤ちゃんの小児科医に連絡を取り、産後の母子検診の予約を取っておくようにしましょう。赤ちゃんのカルテの内容は退院時に持ち帰ることができます。これは、赤ちゃんの1回目の検診日に、忘れず持参してください。

退院時のスキルチェックリスト

退院後一人で、赤ちゃんの世話をやっていくには、育児について、ある程度の知識とスキルが必要です。次のリストを読んで、内容が理解できるか確認してみましょう。また妊娠中の定期検診や出産で入院の際には、バースセンターまでこのリストを持参してください。自分や赤ちゃんのケアについての知識が増えるのにつれ、スタッフがリストの内容をアップデートしてくれるでしょう。自分と赤ちゃんのケアに役立つ、情報でいっぱいです。詳しくは、スタッフにお尋ねください。

セルフケア

  • 自分の子宮の位置が、さわって確認でき、出産後の子宮の復古が、正常で適切かどうか判断できる
  • 膣からの出血 (悪露) の量や色が、正常かどうか判断できる
  • 自分の体温を測ることができ、それが正常かどうか判断できる
  • 次の症状が起きたとき、医師や助産婦に連絡がとれる
    • 痛み一般、特に、下腹部、胸部、足、膀胱や乳房が痛むとき
    • 発熱、口内で測った体温で、華氏100、4度またはそれ以上の熱が出たとき。 特に、出産後、10日以内の場合
    • 膣からの過度の出血
    • 自分でコントロールができないような、通常ではない精神状態 (鬱状態)
  • 母乳で育てる育てないにかかわらず、乳房が張ってきた時 (母乳が出始める) の処置の仕方を知っている
  • 出産後の避妊方法や性交の再開についての知識、情報について十分知っている

赤ちゃんのケア

  • 赤ちゃんを、じょうずに抱くことができ、少なくとも2通りの抱き方を知っている。 赤ちゃんを上手に (安全に) 寝かせることができる
  • 泣き方や様子で、赤ちゃんの要求がわかる
  • お腹がすいている時がわかる
  • むずかったり泣いたるした時、少なくとも2〜3通りのなだめ方を知っている
  • 母乳で育てる場合、赤ちゃんがしっかり母乳を飲んでいるかがわかる 授乳の時の赤ちゃんの抱き方 (母乳の場合) を、少なくとも2通り知っている
  • 哺乳ビンで授乳の時、赤ちゃんの抱き方と哺乳ビンの支え方を知っている
  • 人工栄養 (粉ミルク) の場合、どのブランドのミルクをどのくらいの量、与えたらいいか知っている
  • 一日の哺乳の間隔と回数を知っている
  • げっぷのさせ方を知っている
  • 脇の下や肛門からの体温の測り方を知っているまた、体温計の読み方も知っている
  • 赤ちゃんのおへその手入れの仕方を知っている
  • 赤ちゃんの鼻や喉のつまりを、シリンジを使ってきれいにしてあげることができる
  • 自動車用のベビーシートを待っていて、後部座席に正しく設置し、赤ちゃんを安全に座らせることができる
  • 割礼の手術を受けた場合、または受けなかった場合にかかわらず、赤ちゃんの陰茎の世話ができる
  • 赤ちゃんの表情や反応から、赤ちゃんの機嫌を判断することができる
  • 次のような症状がでたら、赤ちゃんの主治医に連絡します:
    • 赤ちゃんに黄だん (皮膚や目の色が、黄色になること) が出たとき
    • 熱が出たとき (脇の下で、華氏97.6度以上。 肛門で、華氏98度以上。新生児では100.4度以下が正常)
    • 十分に排尿していないとき (おむつをかえるが1日に6回以下)
    • 下痢をしているとき
    • 平常と様子がちがって、おかしい (眠ったまま目覚めない、機嫌が悪く、ぐずついて泣いてばかりいる)
    • へその諸がじくじくしていて、感染しているようだ
    • (男の子の場合のみ) 割礼の手術のあとが出血していたり、うまく治っていない
    • 赤ちゃんの顔色や肌の色が、青白く血の気がなくなってきた

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